福家Blog~高校生・大学生拳士のために~

つぎの世代の拳士のために全力を尽くしたい

高校拳士 頂点を目指すインターハイ東京都大会を紹介いたします!

高校生拳士の頂点を決めるインターハイ!その予選にあたる東京都高等学校総合体育大会 第34回少林寺拳法大会を紹介いたします!

 

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平成28年4月29日(金)祝日 於 東京武道館 大武道場

9:00~17:00

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高校拳士の頂点を決めるのはインターハイです。今年は中国総体 少林寺拳法競技は、開祖の出身地である岡山県美作市 武蔵武道館にて開催されます!

そのインターハイの切符を手にするための東京都高校総体が、各種武道の全国大会が行われる東京武道館にて開催されました。この東京武道館の大武道場で競技ができることは武道を志す者の憧れの地、聖地でもあります!

この日に向けて稽古を積んできた東京都加盟校の2、3年生が集結しました。

武道場の大太鼓で開会です!

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 太鼓は清瀬高校 部長 日野選手です!

 

優勝杯返還 昨年度 総合優勝校

男子 早稲田実業

女子 富士見丘

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選手宣誓

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いよいよ競技開始です!

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予選を勝ち抜いた各コート上位4位までが本選に進みました!

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競技終了後 委員長である私が技術講習会を行いました! 師範の相手は桜ヶ丘高校の眞鍋先生です!・・日体大少林寺拳法部の後輩です!

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この講習会には入部したての1年生も参加しました!

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成績発表・閉会式!

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総合優勝校 表彰

男子 城北高校

女子 清瀬高校

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私が顧問をしている清瀬高校は、女子の種目のすべてで優勝!をすることができました。

インターハイ本大会の切符を7名が獲得しました!

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編集後記

全国の高校連盟を牽引している東京都専門部(・・そのように自負しています!)。

その東京都総合体育大会少林寺拳法大会が、武道の聖地 東京武道館で開催できました!平成26年にインターハイ正式種目となった少林寺拳法。様々な場面で注目度が格段にアップしています!高校の都大会がこの東京武道館の大道場で開催できたのは、東京都専門部にとっても大きな一歩となりました!

この日に向かい加盟校の選手は日々稽古を積み上げてきました。3年生にとってはこの大会が引退試合になる生徒も多いと思います。さまざまな思いが詰まったこの大会、レベルの高い大会となり、盛会のうちに終了することができました。この大会の開催は、多くの人のご協力、ご支援、そして、多くの人の「一生懸命」で成り立っています。この場を借りて改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

多くの選手が悔し涙を流しました・・。その思いを背負い、インターハイ本大会に進む選手は頑張ってもらいたいと思います。東京代表のプライドを背負い自分の持てる力のすべてを岡山インターハイで発揮してもらいたいと思います。頑張ってください!

 

この大会に参加したすべての選手に、・・改めて言います!「本当にみんなよく頑張りました!」

 

近日中に大会成績一覧を高体連HPにアップいたします!

 

 

関東学生 「立合評価法」の予選会(学生連盟で盛んにおこなわれている種目です!)を紹介いたします!

☆★☆★関東学生大会 立合評価法予選会の様子を紹介します!☆★☆★

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いよいよ28年度がスタートしました
大学生にとって大事な行事!関東学生大会が5月4日に開催されます。この関東学生大会で優勝すると、オールジャパンへの出場権を獲得することができ、そしてそれが、来年の2017世界大会へ道へと繋がっています。非常に大事な大会となります。

その関東学生大会の中で、立合評価法は、予選を勝ち抜かなければ、日本武道館の本選のコートに立つことは出来ません・・
その立合評価法予選会が開催されました。その様子をご紹介します。

 

4月10日(日)第53回 関東学生大会 予選会(立合評価法)
於 多摩市武道館 9時~14時

まずは審判会議

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立合評価法の審判は、レフリーと呼ばれ、何回も研修を受けて、審判も何回か篩にかけられ、本選のコートに立ちます。この予選会はレフリー審判にとっても本選審判に向けての予選会になっています

 

立合評価法・・これは少林寺拳法特有の防具を着け、自由に突き、蹴りの攻防をし合い、それを3人のレフリー(主審1名、副審2名)と2名の評価員(試合内容を点数化します)がジャッジします・・違う大学と3試合行います!

大学生のスピードと技が炸裂する非常に迫力のある試合が展開されます!


いよいよ予選会スタートです

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編集者の私も男子重量級のレフリーを30試合、ジャッジさせていただきました!

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指導している日体大の予選会出場メンバーと集合写真!

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編集後記

高校生の大会にはこのような「立合評価法」はありません。

しかし、少林寺拳法は実践的な護身術として、このような自由に攻防を行う、「立合評価法」(オールジャパンでは「運用法」と呼ばれます・・若干、ルールも違います)が行われています。

高校生の部活動においても防具をつけて乱捕り稽古は欠かさ行われています!

ちなみに・・高校生の大会もこの4月、5月でインターハイ都道府県大会が行われ、上位2位まで(団体は優勝チームのみ)が夏のインターハイ本大会(今年は岡山県美作市)へと進みます。熱い、熱い年度始めの戦いがいよいよ始まります!

こんどは東京都のインターハイ東京都大会の様子をご紹介いたします!お楽しみに!

 

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第19回全国高等学校少林寺拳法選抜大会の様子を紹介します!

高校の二大大会の一つ! 全国高等学校少林寺拳法選抜大会の様子をご紹介します!

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平成28年 3月25日(金)・26日(土)・27日(日)
香川県善通寺市 善通寺市民体育館
初日:開会式、弁論の部
2日目:各種目 予選
3日目:各種目 決勝・閉会式

都道府県の大会を勝ち抜いた197校、876名が一堂に会し、高校日本一を決める選抜大会が香川県善通寺市に於いて熱く!熱く!行われました。

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まずは25日(金)公開練習会場は、各都道府県の代表選手の熱気で溢れています!

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サブアリーナに入りきれない選手は、廊下で最終調整をしました!

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いよいよ開会式です!

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整列、開会式の最中の立ち居振る舞いはさすが少林寺拳法の拳士です。来賓の方々から「これほど整然として、凛とした開会式は初めてです!」との言葉もいただきました!

 

続いて弁論の部です。予選を勝ち抜いた選手6名がそれぞれのテーマで熱く弁論を行います。

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審査員が厳正なる審査を行ないます!

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初日の夜は、審判員の最終審判打ち合わせが行われました。

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高校連盟独自の採点表示システムの確認を行います。

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26日(土) 単独演武(自由・規定)、組演武(自由・規定)、団体演武の予選が行われました。

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各種目、4コートで予選が行われます。20組の中から上位3組が決勝に進みます。

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27日(日) 決勝・閉会式

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各種目、激戦を勝ち抜き12組(名)が決勝のコートに立ちます!

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初日の昼休みに全日本学生連盟の代表がPR演武を行いました!

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高校拳法部の出身者が学生大会で大活躍をしています!その活躍を見て、高校少林寺拳法部の出身者の多くものが大学拳法部に入部しております!

 

激戦がすべて終了し、閉会式までの間、技術講習会が行われました。

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閉会式、成績発表

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私が顧問をしている清瀬高校少林寺拳法部の生徒も大健闘でした!

女子規定組演武 2位 入賞!

女子自由組演武 3位 入賞!

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編集後記

インターハイと並び、高校拳士の頂点を決める選抜大会!盛会のうちに終了しました!

都道府県大会を勝ち抜いた代表拳士が一堂に会し、日ごろの稽古の成果を発揮しました。高校生のレベルは年々アップしてきております。昨年行われたオールジャパンでも高校拳士たちが大活躍でした。

このレベルアップは、部活動顧問の献身的な指導の賜物でもあります。現場の顧問の先生方は休日返上でまさに自分の家庭生活を顧みず(笑)全身全霊生徒のために頑張っています。そしてその思いに応えるように高校生の拳士達は青春の全てを賭けて少林寺拳法に邁進しています。

開祖が言われた「人、人、人すべては人の質にあり」と言う言葉が、このような大会に参加しているとまさに実感することができます。今回の選抜大会も、みんなの一生懸命が集まった感動的な大会でありました。
私は、この4月より全国高体連の副委員長、高校連盟の副理事長を拝命する予定です。高校生拳士の為に、そしてその指導者の為に、微力ながら尽力していかなければ!・・・と東京に帰る新幹線車中で思いに耽りました!

 

ウォーミングアップ・トレーニング(体幹強化編その2)

コアトレーニング第2弾 紹介します!・・確実に競技力をアップします!f:id:tokyohighschoolshorinjikempo:20160228102401j:plain

前回の 体幹(コア)トレーニング編の続きです。

体幹トレーニングの重要性は前回書きましたが・・おさらいを!

では、・・体幹とは、腕や脚を除いた胴体の部分を指すのですが、分かりやすく言えば、上半身と下半身を繋ぐジョイントしている部分のことだと思えば大体合っています。

少林寺拳法では、相手の突き・蹴り、掴み、投げにくる攻撃に対して、呼応して対処する護身術、格闘技でありますので、素早く反応し、身体全体を使って相手に対応してくことがポイントになります!

そのためには、『体軸』が大切になります。つまり運動、動作を起こすたの回転軸・・わかりやすく言えば・・『身体を一体化するための軸』・・かえってわかりずらくなりました?・・とにかく身体を支えるための体幹を鍛えることは、スポーツに、特に少林寺拳法では大切だということです!

 体幹トレーニングのキーワードは「身体を点で支える」ことです!

 高校生・大学生の拳士諸君の少林寺拳法部活動の参考になれば!とスタートした「福家ブログ」。今までの長年の競技経験、そして指導経験を生かしていろいろな提言をしていきたいと思います。提言していく内容はあくまでも福家健司自身の研究報告とお考え下さい。連盟本部、全国高体連の競技力向上委員会のオフィシャルな見解ではありませんので・・ご了解くださいそして、少林寺拳法をまだご存じではない方々に、東京都高体連少林寺拳法専門部の大会や運営、そのほか学生大会の様子などを通じて少しでも理解を深めていただければ・・とも考えております。宜しくお願い致します。

tokyo-shorinjikempo.org

 

今回は背面の続きから、体幹トレーニングのバリエーションを紹介いたします!

バックブリッジ(バッククロスクランチ)

四つん這いになります。

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次に右ひじと左ひざを付けるようにします。このとき、2点(左手掌と右ひざ)でしっかりと体幹を支えてグラグラしないようにします

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そして息を吐きながら、付けていた腕と脚を、斜め前方、斜め後方になるべく遠くへと伸ばしていきます。

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伸ばしきったピークで数秒間静止します。(このときに左手掌で床面を押さえつけるようにすると体幹部で支えている感覚が体感しやすいです!)

これを10回ほど同じ側を行い、次に左ひじと右ひざを付け同様に行います。

このトレーニングは体幹トレーニングの中でも必ず必須で行うとよいと思います。

その理由としては・・

・日本人はもともと背筋系(身体後面)が弱く、高校生、大学生においても練習が進んでくると「腰痛」を訴える者が多く出てきます。その予防のためにもこのコアトレーニングは効果的です。

・また、少林寺拳法の技術の中で、蹴り技も多く、起立筋、中殿筋を鍛えることにより、蹴り技のキレも上がってきます。

 

サイドブリッジ

支えている脚がまっすぐになるように注意しながら、足を大きくゆっくりと開閉します。最初は足を広げた状態でキープするところから始め、慣れてきたら開閉する回数を増やしていきます。 

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アドバンス編 脚回しサイドブリッジ

サイドブリッジ基本姿勢から脚で大きな円を描くように回します

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このトレーニングのポイントは大きな円が楕円になったり三角形になったりしないように客を回します(前回し、後ろ回し)

 

悪い例   体幹が真っ直ぐではない。

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ポイントは身体が折れ曲がらないように、まっすぐ保つことです。

慣れていない生徒が陥りやすいポイントは、支えている(床に触れている)足を立ててしまう(前足底でささえる)ことが多いです・・。ささえる足の足刀部分が床にすべて付くようにします!

このトレーニングも毎日の稽古の中で習慣としてもらいたいメニューです!

とくにこれを継続して行っていると、「体軸」が安定します。単演基本法形をやらせてみると歴然と差がでます!動作の切れ目の「止め」がしっかりと止まってきます。

 

回転クランチ(クランチをした後、真横に転がり背筋の姿勢をとり、元に戻りクランチを行う。‐左右)

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これはトレーニングに慣れてきたら行うアドバンス編になります。

背筋の姿勢(写真左)から右(左)方向に回転しながら仰向けになりクランチを一回行います。(写真右)そして左(右)に回転しもとの背筋の姿勢にもどります。

このトレーニングのポイントは、どの場面でも腕と、足は床面に着けないことです

このトレーニングは短時間で、背面、前面、体側の筋肉のトレーニングになります!

片足手押し車

これもアドバンス編になります!(清瀬高校少林寺拳法部では男子は毎日これをやっています!)

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両足を持って手押し車はよくやられているトレーニングだと思いますが、それにプラスして体幹部が捻じれてしまうのをしっかりと耐えて手押し車をすることにより、上体のアウターマッスルトレーニングと共に、強度の高い体幹トレーニングも並行して行うことができます!

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 体幹部が弱い生徒、学生は支えられていない側の足が下におちてしまいます・・。まずは両足を持ってもらっているかのような姿勢をキープすることから始めていきます。

ハンドウォーキン

前屈の状態から手を床面に付け、手で歩くように前に進んでいきます。その時にひざなどに床面つかないようにします。

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これは生徒、学生のレベルに応じて膝つきの状態から行うこともできます。

 

※ウォーミングアップのバリエーションと補強運動は明確な区別はなく、ウォームアップのカテゴリーに入れているものでも当然補強の要素があり、補強で挙げているものでも準備運動として導入しても大丈夫です。但し 運動強度の低いレベルから高いレベルへ徐々に移行していかなければなりません。

次回もこの他のトレーニング のバリエーションを紹介します!

編集後記

前回も申し上げましたが、トレーニングは1週間、2週間やったからといってすぐに目に見える効果が出るわけではありません。しかし、目標とするところに達するためには、技術を生かすための身体づくりは必須となります。ただすぐに効果が見えないために、系統立てて、継続して行われないことが少なくありません。日頃の稽古の中で必ずトレーニングの時間を設け、あるいは時間が取れない場合には、指導者がメニューを与え、毎日トレーニングを行う習慣をつけさせることが大切になります。 指導員として高校生や大学生にいつも言うことがあります。「すぐに結果は出ないけれど、正しいトレーニングは、やればやっただけ結果は付いてくる!センスも能力もいらない。ただ毎日やる習慣を身につけることが出来れば、出来なかったことが必ずできるようになる!」と伝えています。

北海道高体連 少林寺拳法競技 指導者研修及び選手強化事業を紹介します!

私は現在、全国高体連中央競技力向上委員会の委員長を務めています。

競技力向上委員会とは・全国の高校拳士の競技力向上、競技力向上のための「身体作り」及び、そのための指導者育成を行っています

 

少林寺拳法インターハイ正式種目となって、3年目になりますが、全国高体連では、より全国高校連盟の高校拳士の技術向上、指導者の指導力の向上を目指し、全国高体連常任委員会は、全国展開でブロック講習を開催しています

昨年度の夏休みは、インターハイ、全国合宿の後、全国を4ブロックに分け、中国・四国・九州地区、東海・近畿地区、関東・北信越地区、北海道・東北地区に指導講師として、全国行脚を行いました!

 

夏に東北・北海道地区のブロック講習会は終了しましたが、仙台市で開催したこともあり、北海道地区の加盟校は少数の参加となりました・・。

そのような状況もあり、北海道加盟校で毎年行われている強化事業に、全国高体連常任委員会が指導講師として参加させていただき、北海道加盟校の選手の競技力向上、指導者の指導力向上の講習会をしてまいりました!

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日時 平成28年2月6日(土)、7日(日)

場所 北海道札幌市産業技術訓練センター

派遣講師 全国高体連 常任委員会 競技力向上専門委員会、審査審判専門委員会5名

 

時期は札幌雪祭りと重なり・・北海道行きの飛行機は満席です!

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雪の大地 北海道札幌市に着いたときには日付を越えて・・6日の土曜日に・・

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7日はスキー場のような風景が窓の外に見られました!・・さすが雪の都、サッポロ!

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いよいよ講習会の始まりです!

全国高体連 副委員長(講師総括) 水島先生より本講習会の目的、意義を熱く!語っていただきました!

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私、福家は競技力向上委員会委員長として、

1.競技力向上のためのウォーミングアップ、トレーニング

2.基本修練

3.単演基本法

4.運用法・乱捕り修練

を担当いたしました。

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ウォーミングアップ

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基本修練

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森川指導員による剛法実技

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体幹トレーニング

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運用法練習・乱捕り練習

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編集後記

札幌市は雪まつりで賑わう中、北海道の各地から、各高校の幹部生徒、指導教員が集結しました!毎年、選手強化事業として行われているオール北海道講習会。その講習会に全国高体連常任委員が招聘されました。

最後の指導員総括でも言ったことですが、指導する立場の私自身が、逆にエネルギーをいただきました!北海道は面積が広いため、すぐに近隣の学校と合同稽古をしたり、お互いの技術の研鑽を図る場を作るということが非常に難しい状況にあります。このように各校が集まったり、情報交換、会議をしようと思うと、宿泊を伴った旅行になってしまいます・・。そんな環境の中で、各校の選手たちはこのような講習会では、むさぼるように技術を吸収しようとします!休憩時間や夜間修練の場においても次から次へと質問や、指導を仰ぎに並びます。その眼は真剣そのもの。「食い入るように」という言葉はまさにこのようなことをいうのだなぁ!と感じました。

どこまで彼ら選手、あるいは指導をされている顧問の先生方のリクエストに応えられたかわかりませんが、精いっぱい務めさせていただきました。少林寺拳法という一つの武道で、たくさんの拳士の方々と繋がることができる感動をいただくことができた二日間でありました。彼らのまっすぐな情熱溢れるまなざしを、私自身の指導員としてのエネルギーに変えていきたいと思います。

毎回の全国大会で大活躍のオール北海道ですが、これからの益々のご活躍を祈念しております!

 

ウォーミングアップ・トレーニング(体幹強化編その1)

コアトレーニング第1弾 紹介します!・・確実にレベルアップします! 

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前回のウォーミングアップ編で、インナーマッスルトレーニングの重要性を掲載しました!一般的なトレーニングのイメージでは、身体表面のアウターマッスルの「ムキムキ」筋肉をつけることがトレーニングをしてる!『感』がありますが・・動かせる身体を作るためにはインナーマッスルトレーニング特に、体幹(コア)トレーニングが大切です。

では、・・体幹とは、腕や脚を除いた胴体の部分を指すのですが、分かりやすく言えば、上半身と下半身を繋ぐジョイントしている部分のことだと思えば大体合っています。

少林寺拳法では、相手の突き・蹴り、掴み、投げにくる攻撃に対して、呼応して対処する護身術、格闘技でありますので、素早く反応し、身体全体を使って相手に対応してくことがポイントになります!

そのためには、『体軸』が大切になります。つまり運動、動作を起こすたの回転軸・・わかりやすく言えば・・『身体を一体化するための軸』・・かえってわかりずらくなりました?・・とにかく身体を支えるための体幹を鍛えることは、スポーツに、特に少林寺拳法では大切だということです!

 

体幹トレーニングンのキーワードは「身体を点で支える」ことです!

 

高校生・大学生の拳士諸君の少林寺拳法部活動の参考になれば!とスタートした「福家ブログ」。今までの長年の競技経験、そして指導経験を生かしていろいろな提言をしていきたいと思います。提言していく内容はあくまでも福家健司自身の研究報告とお考え下さい。連盟本部、全国高体連の競技力向上委員会のオフィシャルな見解ではありませんので・・ご了解くださいそして、少林寺拳法をまだご存じではない方々に、東京都高体連少林寺拳法専門部の大会や運営、そのほか学生大会の様子などを通じて少しでも理解を深めていただければ・・とも考えております。宜しくお願い致します。

tokyo-shorinjikempo.org

 

 

※不安定な状況下でトレーニングを行うことで、体幹部、インナーマッスルの強化を図る
~その場で~
片脚でスクワット

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フロントブリッジ

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この姿勢をキープすることだけでも体幹トレーニングになります!

(ちなみに清瀬高校少林寺拳法部では3~5分のキープを補強運動として行っています。)

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腕立て伏せのキープしている姿勢も効果的な体幹トレーニングです。

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アドバンスとして、4つの点で支えているものを、3つで、そして写真のように2点で支えると強度の高いトレーニングになります。

 

身体の深いところの筋肉(インナーマッスル)を意識するためのトレーニングの導入として

お尻歩き

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お尻を前後に動かして、畳1枚分前に進み、後ろに後退します。

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少林寺拳法では、蹴り技が多く、股関節回りをほぐしたり、鍛えたりするのには導入として効果的です。

アドバンス編は

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脚を上げて前後に動いてみます!

サイドローリング(英語的に合っているかわかりませんが・・私自身も現役時代から欠かさずやっている効果的なトレーニングです)

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写真でやり方を説明するのは難しいですが・・上半身と下半身をツイストするように捻転することにより、左右に移動します。

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慣れてくと上半身と下半身を繋いでいる筋肉の動きを感じることができます!・・私はこれで左右横方向への移動は速いですよ!!

ここから背面、首編です!

レスラーブリッジ

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首抜き

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これは柔道でよくやるのですが、後転しながら、首を左右どちらかに逃がしてやります。これは、首の柔軟性を高めるとともに、首の筋肉を鍛えるトレーニングになります。

 

レスラブリッジ(左右)

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これも効果的な体幹トレーニングであるとともに背面の筋肉強化、首の強化には欠かせないトレーニングです。

特に大学生は大会で「立合評価法」があります。防具を着けているとはいえ、相手の突きを顔面に受けた時の衝撃は思いの外、ダメージがあります。日頃から首を鍛えることが必要です!

首を鍛えるトレーニングとして効果的なのは首相撲です!

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お互い四つん這いになり、首で相手の頭を左右方向に強く押します。その時に、タオルなどを挟みやると当っている場所が痛くなくて済みます!

効果的なアイソメトリックトレーニングです。・・ただしトレーニングをあまりやってない生徒がやると首を痛める可能性がありますので、指導者の方はご注意ください。

今回は、体幹トレーニング第1弾でした! 

後半は、護身術、格闘技としての少林寺拳法として必須のトレーニングの「首」に注目をしてみました。次回は背面の続きから、体幹トレーニングのバリエーションを紹介いたします!お楽しみに。

※ウォーミングアップのバリエーションと補強運動は明確な区別はなく、ウォームアップのカテゴリーに入れているものでも当然補強の要素があり、補強で挙げているものでも準備運動として導入しても大丈夫です。但し 運動強度の低いレベルから高いレベルへ徐々に移行していかなければなりません。

 

編集後記

現在指導している清瀬高校少林寺拳法部は、今年度、お蔭様で、東京都新人大会、関東選抜大会と女子は総合優勝することができました。赴任4年目にして結果に結びついた感があります。昨年度までも世界大会出場を始め、実績は出してきましたが、今年度は部員全員の実力向上が図れたような気がします。それは、毎日の部活で行っている、紹介しているトレーニングが効果として現れたからだと思っております。

トレーニングは1週間、2週間やったからといってすぐに目に見える効果が出るわけではありません。しかし、目標とするところに達するためには、技術を生かすための身体づくりは必須となります。ただ効果が見えないために二の次とされています。

そこで大事なのは指導者の役割です!

毎回、毎回の稽古の中で、部員たちの意識を高め、今やっている練習やトレーニングが、目指している目標に繋がっていることを伝えていかなければなりません。まさに「モチベーター」としての役割に徹していかなければなりません。

次回は、体幹トレーニング第2弾!を紹介いたします!!

 

 

本年も宜しくお願い致します!~基本練習に入る前の導入編~

アジリティ・クイックネストレーニングの要素を入れたウォーミングアップ(インナーマッスルの意識)・・基本稽古の前の導入として

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今回は、※インナーマッスルを意識しながら、アジリティ・クイックネスの運動要素を強化していく導入運動です。

インナーマッスル

人間の筋肉は体の中心に近い部分から、何層にも重なって身体を覆っています。

この中で、比較的深い部分にある筋肉がインナーマッスルと呼ばれています。
「深層筋」とも呼ばれます。

姿勢を保持したり、運動の細かい動きを調整したり、日常動作、各種のスポーツには欠かせない筋肉です。

 

高校生・大学生の拳士諸君の少林寺拳法部活動の参考になれば!とスタートした「福家ブログ」。

今までの長年の競技経験、そして指導経験を生かしていろいろな提言をしていきたいと思います。

提言していく内容はあくまでも福家健司自身の研究報告とお考え下さい。連盟本部、全国高体連の競技力向上委員会のオフィシャルな見解ではありませんので・・ご了解ください

そして、少林寺拳法をまだご存じではない方々に、東京都高体連少林寺拳法専門部の大会や運営、そのほか学生大会の様子などを通じて少しでも理解を深めていただければ・・とも考えております。宜しくお願い致します。

 


インナーマッスルの意識

少林寺拳法の動きには欠かせないインナーマッスルトレーニング!

インナーマッスルを鍛えるためのキーワードは『不安定な姿勢を安定させる!』です!

安定した状況ではアウターマッスルが優先して働き、なかなかインナーマッスルを特化して鍛えることはできません・・。

そして少林寺拳法の対人的な動き・・相手の動きに早く対応して素早い反撃を行う・・を高めるためには自分のタイミングでアジリティ・クイックネスのトレーニングをするだけでは十分ではありません・・

そこで導入運動では、「不安定な姿勢を安定させる」と「相手の動きになるべく早く呼応する」をポイントにおきます。

 


片足バランス崩し

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二人で向かい合い、片足でバランスをとりながら、相手を崩します。

この時のポイントは、軸足は動かさず、その場で崩し合うこと。

必ず右足、左足を行うことです。

 

小さい時に遊びでやったバランス崩し!・・これがすごく効果的なインナーマッスルトレーニングになります!

 

少し脱線しますが・・

昔、小さい子供たちがやっていた遊び・・例えば鬼ごっこや、木登り、家の塀を落ちないように歩いたり、缶蹴りや、刑泥(関東では泥刑?)遊び・・などはとても効果的で、集中力も高めるためのインナーマッスルトレーニングやコアトレーニングだったんです!

現代の(特に都心の)子供たちは、ある意味、かわいそうです・・。外で遊ぶ場所も限られ、他人のうちの塀にのぼって遊んでいたら、不審者扱い(笑)です。基本的な、歩く、走る、登る、跳ぶ、などの動きを経験せずに大きくなっています。 習い事でスイミングやサッカー、野球などはありますが、身体を自分の思うように操作する能力は、昔の世代より確実に低下しています。

私は、高校の体育教師を約30年続けていますが、特にそれを強く感じます。ですから、習い事で練習をしている動作はとても上手に、巧みに出来るのですが、すべての動作、運動に対する応用力が低い子ども達が非常に多いのが現状です・・・。

スポーツ先進国であるアメリカなどでは、こどものころは多くのスポーツを偏りなくさせるそうです。これは今でいう「クロストレーニング」の概念であり、それがいい意味の相乗効果で専門種目の競技力も向上させているわけです。

私たち体育教師は子ども達の、身体操作能力を総合的に高める仕掛けを作ってやらなければなりません!

・・・ということで少林寺拳法のトレーニングに戻ります!

アジリティ・クイックネストレーニングの要素を入れたウォーミングアップ
手をつないで足先の踏み合い

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最初は攻守を決めて相手の足を踏みにいく方と、ひたすら逃げる方でおこないます。その時に握っている手は離してはいけません。約20秒行います。

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慣れて来たら双方攻守で自由に足を上から踏み合います。約20秒

この時に注意しなければならないのは、熱くなってくると蹴り合いになってしまうので、必ず上から相手の足の甲を踏ませるように行います。

 

ミラードリル(サイドステップ)

 

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相手と向かい合って立ち、攻守を決めます。まず攻撃は左右横方向を使って、自由に逃げます。それに対して、守備側はまるで自分が鏡に映っている姿のように真似をするように追いかけます。

最初は左右にサイドステップをして逃げるようにしますが、慣れてきたら、ジャンプをしたりしゃがんだり、360度ジャンプしたりします。

けっこうハードな動きなので、10秒くらいから始めます。

攻守交替して同様に行います。

ポイントは左右方向の横方向だけで行うことです。

 

ミラードリル(ファイティングポーズ)

 

 

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相手と向かい合って立ちます。攻守を決めて攻撃側が自由に、三拍子で(イチ、ニ、サン)で左前、か右前に構えます。それに対して守備側は相手の構えと同じ構えを時間差がないように構えます(少林寺拳法の対構)。

例えば相手が左前で構えたのに対して自分が右前で構えてしまったら瞬時に左前に構えなおします!(これは勘が悪い人が練習になります(笑))

これを10回行ったら、攻守交替します。

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ポイントは相手が構えた構えと違った場合にいかに早く構えなおすか!というところが最大のポイントになります。(勘がいい人・・相手が構えた構えと合ってばかりの人・・はあまりトレーニングになりません)

 

肩タッチ(2連攻まで)
お互いに相手の肩にタッチする。相手にタッチされず、自分が相手の肩にタッチできるようにする。

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肩タッチ・膝タッチ(2連攻まで)
お互いに相手の肩・膝にタッチする。相手にタッチされず、自分が相手の肩・膝にタッチできるようにする

 

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このトレーニングのポイントは、肩、膝に触るときに、突を出すように強く行うのではなく、横から触れるように行うことが大切です。

あと、触ってきた相手の手をブロックするのではなく、体捌きで反身、引身、振身、そして足捌きを駆使してかわして、逆にカウンターで相手を触りに行くイメージで行います!

これは運用法練習の前に行うと特に効果的です!

 

拳サポ拾い

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まず拳サポーターなどを小さボールのようにまとめ、攻守を決まます。

攻撃側が拾う側の左右方向にその拳サポを投げます。それを守者側は床に落とすことなく、キャッチします。キャッチしたらすぐに攻者に返します。返された攻者はすぐにまた拳サポを投げます。それを10回ほど行ったら攻守交替します。

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慣れてきたら、投げる距離を延ばしたり、前後方向にも投げてあげます。

ポイントとしては、身を投げ出してもけがをすることがないような床面、柔道場や柔法マットなどの上で行うと安全にできます。これは遊びながら敏捷性や集中力を高める練習になります。

 

 

編集後記

本年も「福家ブログ」宜しくお願い致します。

うちの部活では、年の初めより、各学校との合同稽古を重ねております。

その合同稽古で感じたことですが・・そのまえに・・わたしはいろいろな武道や、スポーツを経験してきました。ちなみに・・スキー正指導員、柔道三段、剣道二段、相撲初段(相撲にも段があるんですよ!)、そして少林寺拳法七段です。(なんだ!自慢か?・・ではなく、いろいろと経験をしてきてという前振りです!)

そんな中で、ほかのスポーツ、武道と比べてとても少林寺拳法はすごい!と思うことは、少林寺拳法の基本的な考え方の一つでもある「自他共楽」が日々の稽古の中に生きているということです!

合掌礼ひとつでまさに同志!ライバル校であっても、お互いに上手くなろう!強くなろう!とする考え方が練習の中にも浸透しています。どの学校と合同稽古しても、違う学校の拳士同士が注意をしあったり、指導し合ったりする姿が当たり前のように見られます。そしてその考え方が浸透している学校ほど競技成績も残しています。

高校拳士には、ただ単に、競技成績を残すのが目的ではなく、その上を目指す稽古の過程で得られる自身や誇りをこれからの人生に生かしてもらいたいと思います。

 

これからも長い競技経験を活かし、いろいろな提言をしていきたいと思います。これからも全国高体連少林寺拳法専門部、および東京都高体連少林寺拳法専門部を宜しくお願い致します。