私は現在、全国高体連中央競技力向上委員会の委員長を務めています。
競技力向上委員会とは・・全国の高校拳士の競技力向上、競技力向上のための「身体作り」及び、そのための指導者育成を行っています!
少林寺拳法がインターハイ正式種目となって、3年目になりますが、全国高体連では、より全国高校連盟の高校拳士の技術向上、指導者の指導力の向上を目指し、全国高体連の常任委員会は、全国展開でブロック講習を開催しています。
昨年度の夏休みは、インターハイ、全国合宿の後、全国を4ブロックに分け、中国・四国・九州地区、東海・近畿地区、関東・北信越地区、北海道・東北地区に指導講師として、全国行脚を行いました!
夏に東北・北海道地区のブロック講習会は終了しましたが、仙台市で開催したこともあり、北海道地区の加盟校は少数の参加となりました・・。
そのような状況もあり、北海道加盟校で毎年行われている強化事業に、全国高体連の常任委員会が指導講師として参加させていただき、北海道加盟校の選手の競技力向上、指導者の指導力向上の講習会をしてまいりました!
日時 平成28年2月6日(土)、7日(日)
場所 北海道札幌市産業技術訓練センター
派遣講師 全国高体連 常任委員会 競技力向上専門委員会、審査審判専門委員会5名
時期は札幌雪祭りと重なり・・北海道行きの飛行機は満席です!
雪の大地 北海道札幌市に着いたときには日付を越えて・・6日の土曜日に・・
7日はスキー場のような風景が窓の外に見られました!・・さすが雪の都、サッポロ!
いよいよ講習会の始まりです!
全国高体連 副委員長(講師総括) 水島先生より本講習会の目的、意義を熱く!語っていただきました!
私、福家は競技力向上委員会委員長として、
1.競技力向上のためのウォーミングアップ、トレーニング
2.基本修練
3.単演基本法形
4.運用法・乱捕り修練
を担当いたしました。
ウォーミングアップ
基本修練
森川指導員による剛法実技
体幹トレーニング
運用法練習・乱捕り練習
編集後記
札幌市は雪まつりで賑わう中、北海道の各地から、各高校の幹部生徒、指導教員が集結しました!毎年、選手強化事業として行われているオール北海道講習会。その講習会に全国高体連常任委員が招聘されました。
最後の指導員総括でも言ったことですが、指導する立場の私自身が、逆にエネルギーをいただきました!北海道は面積が広いため、すぐに近隣の学校と合同稽古をしたり、お互いの技術の研鑽を図る場を作るということが非常に難しい状況にあります。このように各校が集まったり、情報交換、会議をしようと思うと、宿泊を伴った旅行になってしまいます・・。そんな環境の中で、各校の選手たちはこのような講習会では、むさぼるように技術を吸収しようとします!休憩時間や夜間修練の場においても次から次へと質問や、指導を仰ぎに並びます。その眼は真剣そのもの。「食い入るように」という言葉はまさにこのようなことをいうのだなぁ!と感じました。
どこまで彼ら選手、あるいは指導をされている顧問の先生方のリクエストに応えられたかわかりませんが、精いっぱい務めさせていただきました。少林寺拳法という一つの武道で、たくさんの拳士の方々と繋がることができる感動をいただくことができた二日間でありました。彼らのまっすぐな情熱溢れるまなざしを、私自身の指導員としてのエネルギーに変えていきたいと思います。
毎回の全国大会で大活躍のオール北海道ですが、これからの益々のご活躍を祈念しております!