午前中は高校生企画・運営によるU-14演武評価会、午後は合同稽古会・・他校と演武組成、発表!
平成27年12月26日(土)9:00~16:30
少林寺拳法部専門部では毎年、夏と冬に東京武道館に於いて、合同稽古会を開催しております。夏と冬でそれぞれ練習のテーマを設け、加盟校の拳法部の部員たちが集まり、練習会を行っております。
今年は、中学校連盟とコラボし、毎年おこなっているU-14大会(中学加盟校の大会)を「演武評価会」とし、高校連盟の部員たちにより企画から大会運営まで行うことにより、高校生の結束力、指導力の向上を図ってみよう!という運びになりました!
審判規定から、審査用紙、得点版に至るまですべて高校生による手作りによる評価会です。
いよいよ高校生運営の演武評価会がスタートします
大会委員長 清瀬高校 日野義嗣 の開会宣言!
審判長 共栄学園 大久保和道から競技場の諸注意
選手宣誓! 共栄学園 高橋育美
基本演練 都市大付属 尾田直斗
もちろん、進行アナウンス、審判、記録係、表彰状作成に至るまで、すべて高校生だけで行いました!
いよいよ競技開始です。まずは単独演武の部!
続いて組演武の部!
競技が終わり、閉会式です。
成績発表、表彰式です!
観客席では、保護者の方々も見守っていました!
昼休みを挟み・・午後は、高体連合同稽古会です。!
今回のテーマは「演武組成」です。他校の拳士と組み、即興で演武を組成していきます。
冬休みの冬期講習などもあり、今回の稽古会は約140名の参加となりました
まずは委員長である私(福家)が今回の稽古会の趣旨、テーマを説明しました!
指導員補助として日体大少林寺拳法部の学生8名も参加してもらいました!・・ありがとう!
最初は、動的ストレッチ、アジリティトレーニング、基本演練を主任講師である福家が担当させていただきました。
その後、演武に使用する技を資格別に分かれ、指導員の先生方に指導して頂きました。
各グループに分かれて、即席のペアと演武発表を行います。
各グループの代表演武の1組を、そのグループで挙手による投票で決めました!
各グループの代表が全員の前で演武発表を行います!
インターハイで副審判長を務めた、富士見丘高校の中島先生による講評!
稽古会の恒例となりました。東京立正高校の藤井先生による法話!
今回のテーマは「イスラム教」についてです。
これがないと年を越すことができません。煩悩を振り払う108本の基本突!
主座は帝京高校 工藤先生です。
指導して頂いた先生方と生徒諸君との対面礼ですべてが終了です。
編集後記
高体連専門部恒例の合同稽古会!
毎回思うことですが、武道は数々あれど、合掌礼一つでライバル校も分け隔てなく、技を教え合い、しかも他校同士でペアをくみ目標に向かって研鑽する!これができるのは少林寺拳法だけではないでしょうか?
チーム東京は関東大会、インターハイ、全国選抜大会などで大活躍です。また今年のオールジャパンに於いても大健闘でした。東京都専門部が全国高校連盟を牽引している存在となっています。これからもこのような東京全体で競技力向上していけるような仕掛けをどんどんしていきたいと考えています。
今年は、高校生の研修と位置付けての試みで、中学生の演武評価会をすべて高校生で運営してみました。教員がほぼ口出しをすることなく大会を成功させることができました。今回の経験で、実行委員会とした参加した高校生は少し成長したように感じました。自分たちが普段、選手として出場している大会を、運営側にまわることにより、多くの発見があったようです。
わたしはこの演武評価会を傍から見させてもらいましたが、高校生諸君が非常に頼もしく見えました!少林寺拳法は「人づくり」のための手段である!それが実感できた一日でありました!
2015年もあと1週間です。皆さまよいお年をお迎えください。