第53回関東学生大会 ~轟~ 学生拳士たちの熱き!戦いを紹介いたします!
平成28年5月4日(水) 於 日本武道館
関東学生少林寺拳法連盟 委員長 山本 望 挨拶(抜粋)
「・・さて、来年少林寺拳法は創始70周年を迎えます。その前年である今年は私たち関東学生少林寺拳法連盟が第55代と節目の年となります。全日本学生少林寺拳法連盟の中でも最も人数の多い、関東地区がその名を轟かせ、創始70周年に向け少林寺拳法を勢いづけたい、という思いをこめ、本大会のテーマを「轟」としました。本大会から各大学のエントリー枠も増設し、例年より活気のある大会になるとおもいますので、参加拳士の皆様の気合を日本武道館に轟かせ、全員で大会を盛り上げていきましょう。」
審判会議は朝8時に集合です
この4月から少林寺拳法連盟会長に就任した川島一浩会長にとって会長として初めての公式大会になります!
まずは参加者全員で鎮魂行・・
本部職員による迫力のある演武披露
いよいよ競技開始です
大学生の大会でも、そのメインは演武競技です!
大学生特有の競技種目もあります。
男女で組演武を行う「男女の部」
3人で衆敵闘法の演武を行う(一人の守者に対して、2人の攻者)「3人掛け」
などがあります。
また、団体演武は大学生もありますが、その人数は6人あるいは8人と幅があります。
そしてもう一つの盛り上がる競技として「立合評価法」があります。
これは・・のちほど説明します!
演武本選の後は、立合評価法本選!(少林寺拳法専用の防具を着けて、他大学と相手を替えて3試合行い、その有効打のポイントで順位を決定します)
まずはレフリーによる防具コントロール・・一人一人の防具をチェックを行います。
予選会の激戦を勝ち抜いた選手だけがこの日本武道館の本選のコートに立つことができます。
私は演武審査の審判と、立合評価法の男子中量級のレフリーを務めさせていただきました。
最優秀演武披露
表彰式
私の指導している日本体育大学は4部門で優勝することができましたが、王者日体大としては課題の残る大会となりました・・。
大会終了後、各大学で集合写真!そして東京農大名物「大根踊り」も!
編集後記
高校生の憧れの学生連盟。高校拳法部の多くの拳士が大学進学後、大学拳法部に入部し、大活躍をしております。
その大会のレベルは年々アップしており、オールジャパン大会においても学生が大活躍をしております。その学生連盟の中でも一番加盟校、部員を多く抱えているのが関東学生連盟です。その大会は毎年、日本武道館で盛大に行われております。
私は毎年、演武競技の審判員、立合評価法のレフリーをしておりますが、学生のレベルの高さに、いろいろと勉強させてもらっています。とくに本選に進んでくる大学の拳士の技術は高校生指導の参考になります。
そんなこともあり、私が顧問を務めている清瀬高校の生徒には、毎年「見取り稽古」をさせております。今回も多くの刺激を受けて今後の稽古の糧としているようでした。
今回の大会では、指導している日体大は思い通りの結果が出ず、今後のオール東京、全日本学生、オールジャパンへと課題を見つける大会となりました。
自分の実力を出し切れなっかった者、実力を出したものの成績が伴わなかった学生もいました。・・今回の大会は「悔し涙」の大会となったようです。彼らの練習を見てきて、まだまだ上のレベルを目指せるだけの実力があると確信しています。これからさらに「高み」を目指し、また来週から稽古を積み上げてくれると信じています。