チーム東京の強さの原動力でもある夏の合同稽古!!&指導者講習会の様子をご紹介します!!
10時~12時 指導者講習会
13時~16時30分 合同稽古
1週間ほど前に「オール東京都大会」が同じ東京武道館で行われました!!
その東京武道館の第二武道場で今回の指導者講習会と合同稽古は行われます!!
顧問の先生方も、研修を積んでいます!!
毎年1回、外部講師を招き、指導者としての在り方、そして指導法を学びます!!
今回の講師は国際武道大学 特任准教授 高坂正治先生です
少林寺拳法連盟本部職員、中学校教諭、を経て現職です。
高坂先生の、少林寺拳法の技術は超一流であり、「ミスター少林寺拳法」であります。
中学武道必修化にもご尽力されています。
最初に今回の指導者講習会の趣旨と講師紹介を編集者(福家)が行いました。
講義 として「少林寺拳法の独自性、修練の在り方を考える」をわかりやすく教えていただきました。
後半は実技です。 中高生にいかに楽しく、少林寺拳法の実技を伝えていくか!を実際に身体を動かしながら、教えていただきました。
これからの各学校での指導バリエーションが増やせました!!
昼休みをはさみ・・
東京都の加盟校の生徒が続々と集合してきます。
熱中症予防のためのドリンクや、塩分補充飴も整えました
夏の合同稽古の始まりです!!
東京都専門委員長の堀井先生が校務のため欠席のため、福家が合同稽古の趣旨説明をし、補助学生として参加してくれた学生の紹介をしました!
今回補助学生として参加してくれたのは、
日本体育大学 4年 諏訪部詠次 (桜丘高校出身)
日本体育大学 3年 澤田 武(埼玉県川越東高校出身)
です。大学はテスト期間中にもかかわらず手伝ってくれました。本当にありがとう!!!
まずはウォーミングアップから
動きながら柔軟性を高めていく、ダイナミックフレキシビリティをおこないます。
徐々に強度を上げて、アジリティトレーニングへ移行していきます。
少林寺拳法の技術を向上させるためのコアトレーニングも実際にやってみます!!
気持ちと身体が「上がって」きたところで技術Ⅰ(基本稽古と基本的な技の解説)
演武組成で使用される技の解説と、実習を行います!
休憩をはさみ、技術Ⅱ(指向別練習)に移ります。
①基本重視
②演武組成(インターハイ出場選手含む)
③護身の技術研究
④乱捕り、運用法練習 (立合評価法実習含む)
それぞれ指向別の班に分かれて、熱い!稽古に入ります。
護身の技術の班では、武器に対する護身の方法もまなびます!!
運用法練習
日体大生による立合評価法の模擬試合を見取り稽古します。
担当講師は金澤先生です!
最後の総括でインターハイに出場する選手を紹介して、みんなで激励しました!!
編集後記
東京都専門部は、全国高校連盟を牽引する立場となっています。その強さの原動力は、「チーム力」だと思っています。加盟校同士では、合同練習を、都心の交通の便を生かし、頻繁に行っています。また、毎年、夏、冬の合同稽古を、武道の聖地である東京武道館において行っています。この加盟校が多く集まる、合同稽古により、技術の研鑽はもとより、連帯意識の向上も図ることができます。「チーム東京」での連帯の強さは、さまざまな場面で観ることができます。上位大会などに、「チーム東京」での声援の掛け合いは、重圧の掛かる選手の励みともなっています。
夏の合同稽古では、毎年、指導者講習会も並行して行っています(加盟校の顧問の先生方の指導力向上のための研修会)。先生方は、午前、午後の終日のスケジュールなので、体力的には非常に厳しい部分もありますが、毎年、外部講師の方から、教育現場に即戦力となるような指導法や、指導技術をご教示いただけるので、教員にとっても非常に有意義な一日となります。
今回の講師は、国際武道大学の高坂正治先生です。元、本部職員でもある高坂先生は、研修会の後半を指導技術実習として、生徒の興味付けを高める練習バリエーションを紹介していただきました。少林寺拳法の教えと、競技としての「少林寺拳法」の両立のヒントを多くいただきました。本当にありがとうございました。
午後は、合同稽古です。夏の合同稽古は基本と、指向別(自分が学びたいものを選ぶ)内容がメインとなります。私(福家)は昨年度まで、全国高体連の競技力の委員長をしていたこともあり、主任講師を務めさせていただいております。全国高校連盟で普及している現在のウォーミングアップ、トレーニング方法、指導方法、運用法練習などは、すべてこの東京専門部の合同稽古で検証し、精選したものです。まさに「東京発信」で全国高校連盟の指導が行われています。
生徒も、教員が指示しなくても、積極的に他校と組んで、練習に励む姿が定着してきました。まさに「チーム東京」の原動力がここにあることを再認識させてくれました。少林寺拳法の教えにもある「組手主体」、お互いに切磋琢磨し、向上していこうとする姿がこの東京の合同稽古では当たり前のように見ることができます。素晴らしいことだと思います。
これからも生徒が心身ともに向上できる環境づくりに微力ながら貢献したいと思っております。