#不撓不屈の高校生拳士!!
選抜大会・インターハイの機会を失った高校三年生拳士のために!!
インターネットでの単独演武の全国大会を行います!!
(発表の部で「フォト」の部もあります!!)
部活再開に向けて・・いまできることを!!
編集者より
前代未聞のコロナ禍の中、いままでの日常生活とは程遠い状況が、いまもなお続いています。(2020年7月)学校関係では6月より、制限付きの分散登校が始まり、東京都では、7月から制限付きの部活動が再開されました。
例年なら4月当初にクラブオリエンテーションが行われ、ゴールデンウイーク前には新入部員たちがそろい、各都道府県大会、ブロック大会が行われ、7月には各都道府県の代表が出そろっている時期でした。
前回の記事でも掲載しましたが、コロナ感染拡大防止のため、3月に開催予定の全国選抜大会の中止、そして、部員たちが一番の目標としていた8月のインターハイまでもが中止に追い込まれました。特に高校三年生の部員たちは心の整理もつかないまま、自粛生活を余儀なくされ、いつのまにか自分たちが引退している状況に置かれてしまいました。
「自他共楽」を理念に掲げている少林寺拳法が、感染拡大の可能性がある大会を行うわけにはいきません。しかしながら、高校三年生の拳士の為になにか高校連盟としてできることがないかを考えてきました。拳士の、その喪失感のすべてを埋めることは決してできませんが、進路実現に向けて前に進むための「きっかけ」「節目」を作ることができないか?を高校連盟として模索してきました。
今回のインターネット単独演武大会を企画するにあたり、様々な意見をいただきました。「一方向から撮影された動画で、公平性を保てる審査ができるのか?」などの意見も多数いただきました。しかし、「何か、私たちができることはないか?」と連盟本部とも何回も会議を重ね、今回の大会実施に踏み切りました。
全国高等学校少林寺拳法インターネット大会
趣 旨
令和2年度インターハイの中止を受け、高校生 3 年生を対象にこれまで少林寺拳法に取り 組んで来た成果を発表する機会を設ける。
名 称 全国高等学校少林寺拳法インターネット大会
主 催 一般財団法人少林寺拳法連盟
主 管 公益財団法人全国高等学校体育連盟少林寺拳法専門部
後 援 スポーツ庁 ・ 公益財団法人全国高等学校体育連盟(申請中)
種 目
(1)発表の部 テーマ「私が高校部活動で得たもの」もしくは 「コロナに負けるな!高校生のメッセージ」
(2)単独演武の部
日 程 (予定)
7月18日(土)申込み締め切り
7月25日(土)映像送付の提出締め切り
8月 8日(土)結果発表
そして、
コロナ禍でも拳士としてできることを・・・
この自粛期間のなかで、高校拳士、大学生拳士たちは心が折れそうになるときもありながらも、必死に、いまできることを積み重ねてきました。(写真は日体大少林寺拳法部のオンライン練習)
私も学生拳士の為に、微力ながら指導をさせてもらいました。
編集後記
徐々にではありますが、「部活動再開」に向けて動き始めています。
各高校でも新入部員がようやく入部届を提出し、ようやく部活の再開の兆しです。
(まだまだ数多くの制限はありますが・・・)
そんな中で前述して「インターネット全国大会」を行います。私は全国高体連少林寺拳法専門部 委員長ですので大会実行委員長を務めます。いろいろなご意見のある中で、今回の大会実施に向けて進めて行く中で、改めて気づいたことがあります。
機会を失った高校拳士の為に、「何か大人ができることはないのか?」と熱い気持ちをもっている人が数多くいたことです。
申請中ではありますが、スポーツ庁、全国高体連の後援も頂ける予定です。初めて行う大会なので、実施できない理由を探すのは簡単でした。しかし、「熱い」気持ちをもった人々の思いが集まりました。連盟本部の職員の皆さま、各校顧問、指導者の方々、そして、年度当初の学校の激務のあとに夜遅くまで、毎日のようにズーム会議で熱い議論を交わした全国常任委員会のメンバー。
この大会実施に向けて関わったすべての方々に心の底から御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
この大会が高校三年生の拳士たちの「引退」の一助になれば・・と思います。
次回は徐々に再開している「部活」の様子を紹介できればとおもっています。