いまできることを・・前を向いて!!
2年前の合同稽古の様子も掲載しております。一日も早くあの日常が返ってきますように!!
令和3年8月21日(土) 於 東京武道館 大道場
9時入館
編集者より
日々コロナウイルス新規感染者が最多を更新し、東京では5日連続新規感染者が5千人を超え、緊急事態宣言下の中で、それぞれの学校においても、「コロナ陽性」が身近なものと感じられる状況です。一方でワクチン接種も進んでおり、高校生もワクチン接種を済ませている者も出てきています。
そのような中で、高校生活の中心にある部活動も、制限下の中で、できることを模索し、前に進んでいます。例年、夏と、冬に東京都高体連加盟校が参集して行われている部活動合同稽古。東京武道館主催で希望者は全員参加できる形態で実施してきました。しかし、感染対策上、東京武道館大道場においても80名の人数制限、そして、終日実施していた内容を昼食をとらないように、午前中のみの実施で行われました。
昨年の、すべての行事、活動が中止にくらべれば、活動できるだけで本当にありがたい気持ちでいっぱいです。
生徒たちも集合時間の何分も前から東京武道館に集合して、気合が入っています!!
今回の稽古会は前述したように厳しい人数制限があり、希望していても参加できない生徒が多くいました。東京都専門委員長の堀井先生からも「感謝」の気持ちをもってこの合同稽古に臨んでもらいたい!との言葉がありました。
今回の稽古会を実現して頂いた東京武道館の担当の方から挨拶をしていただきました。本当にありがとうございました。
編集者は、今回の合同稽古の主任講師を仰せつかったので、稽古会の趣旨と今日のテーマを確認しました。
さっそく基本からスタートです。
後半は、指向別、資格別に分かれます。各顧問、指導員が担当して指導します。
編集者は、防具を着用して「剛法」を担当しました。
あっという間の3時間でした・・。
2年前、「感染症」という言葉が日常になかった合同稽古の様子をご覧ください!!
2019年夏の合同稽古会です。189名参加で開催されました!!
指導をしてくださる先生方と対面礼!
まずⅠ限目は 全国高体連少林寺拳法専門部委員長の福家による全体基本
東京都では定番になっているダイナミック・フレキシビリティで身体と心を温めていきます。
続いてアジリティトレーニングで少林寺拳法に使われる筋肉を刺激していきます
続いて基本稽古に入ります
続いて基本法形の解説を行いました。
Ⅱ限目は演武でよく使われる技の解説を続いて 福家が行いました。
このコマから 補助学生が師範をしてくれました。
日体大少林寺拳法部 新間 、明治大学少林寺拳法部 広瀬の二名は関東学生大会で優勝、オール東京都大会で優勝など、大学生トップレベルの学生です!!
高校拳士にとって何よりの見取り稽古になりました。
三構成の演武を即興でつくってもらい師範してもらいました。さすがのレベルです。
よく演武で使用される技を学生の師範をもとに解説していきます。
Ⅲ限目は指向別講習になります。
基本(級拳士対象)・級拳士柔法・級拳士剛法・有段者柔法・有段者剛法・運用法、そしてインターハイ強化(インターハイ出場拳士)に分かれて稽古を行いました。
・・マスクをしている人は・・いません。
早くあの時の日常が返ってくることを、切に願います!!
編集後記
2020東京オリンピックが様々な意見がある中で、終了しました。トップアスリートによる各種目での活躍は日本全体に大きな希望と力を与えてくれました。あらためてスポーツの持つ力の大きさを実感するとともに、世界平和を実現しなければ!!と使命感に似た熱い思いを感じることができました。
医療現場の逼迫している状況は、まさに緊急事態で、コロナ感染で自宅待機者が激増し、救われるはずの命が多く失われているのも現実です。
そのような状況下で、高校スポーツの現場では、夏の甲子園が開催され、私自身も競技委員長として参加した夏のインターハイ(高校総体)が開催されています。しかし、インターハイでは21競技65校でのコロナ感染による辞退校が出ている状況です(8月22日現在)(少林寺拳法競技は辞退者、辞退校、大会期間中の感染はありませんでした。)
2年前の記事を掲載しましたが、あの時に現在の状況を想像した人はひとりもいなかったと思います。
一日も早く、あの時の日常生活が返ってくることを・・、高校生が何の気兼ねもなく、部活動に、学校生活に、友人との思い出作りに、専念できる日が戻ってくることを切に、切に願います!!