☆★☆★2018 Shorinji Kempo 大学生・高校生拳士訪中団・・初のミックスの訪中団!!北京大学千人交流会☆★☆★
「世界の平和を達成するためには
まず隣国中国との友好から
始めなければならない
日中友好なくしてアジアの平和はあり得ず
アジアの平和をなくして
世界の平和はあり得ない」
少林寺拳法創始者 宗 道臣
2018年 8月24日(金)~31日(金) 中国 北京・鄭州・登封
高校拳士 34名 大学生拳士 45名 79名
スタッフ15名
団長 三浦信行 (関東学生連盟会長)
副団長 米田敬智 (少林寺拳法 日中交流プロジェクト委員会 委員長)
顧問 宗 由貴(少林寺拳法グループ 総裁)
秘書長 宗 昂馬(少林寺拳法ユニティ 専務理事)
他 スタッフ 事務局員
合計 94名
編集者より
日中友好条約締結40周年の今年。少林寺拳法グループでは開祖 宗道臣先生の時代より、日中友好の交流を続けてきました。その遺志を少林寺拳法グループ総裁 宗由貴先生も引き継ぎ、毎年訪中団を実施してきました。2016年には高校拳士60名による訪中団を実施し、ホームステイを高校拳士は経験し、大きな成果を残しました。また、昨年、2017年には大学生拳士による訪中団が実施され、北京大学において千人交流会を行い、大きな評価を受けました。
そして今年、2018年、友好条約40周年の記念の年に大学生、高校生ミックスでの訪中団が企画されました。それぞれの訪中の良さが相乗効果で現れるようにと、総裁より、全国高校連盟の教員に引率の指揮を任せていただきました。その引率統括として編集者(福家)が就くことになりました。
8月23日(木)14:00~ 東京 大塚 少林寺拳法研修センター 会議室
大学生幹部 事前打ち合わせ会
この打ち合わせ会で、まず引率統括の編集者(福家)が今回の訪中の意義と、大学生の役割を確認しました。その後、総裁より、訪中団の目的、開祖の思いを話していただきました。
8月24日(金)東京 事前学習会
12:00 引率者打ち合わせ
14:00 東京ベイワシントンホテルに集合
事前学習会 日程確認、班編成、演武練習
食事会
各班で決意表明
8月25日(土)東京から北京へ いよいよ旅立ち
羽田空港から北京首都空港へ
100名ちかくの訪中団はさながらミニ修学旅行です!!
現地に着いて、まずは北京の銀座にあたる「王府井」へ観光!!
夜は、雑技団の中でもトップレベルの北京雑技を観に行きました
もう、圧巻の演技で、人間は鍛えれば、ここまでのパフォーマンスができることを目の当たりにしました
8月26日(日)北京から鄭州へ
高速鉄道で鄭州駅へ・・
日本で新幹線で移動するイメージとまるで違います。パスポート、ボディーチェックから始まり、94名が自分の座席に着くまではサバイバルゲーム(笑)のようです
朝、昼、夕食で本場の中華料理を堪能しました
午後は河南博物館を見学しました
毎晩、班長会議が行われ、班長から班員に、チームとしての注意事項が伝えられます!!
8月27日(月)鄭州市の大学生、高校生との交流会 鄭州から登封へ
大学生は鄭州大学の学生との交流、高校生は鄭州中学(高校生)との交流会へ
鄭州中学の校長先生より贈り物をいただきました
書道の実習のあと、高校生と中庭で交流会をしました。言葉は判らなくても、若者はすぐに打ち解けて心の交流が始まります
ボールを使ってバレーボールをやったり、急遽、日本側から演武披露を行い、大盛況でした
敷地は日本と比べ物にならないぐらいに広く、グラウンドは400mトラックがありました。
ちょうど、体育の授業をやっていました
高校生との別れの場面では、お互いに別れを惜しむ場面もありました
鄭州大学で、大学生と合流し、お互いの国の伝統文化の披露、交流会が行われました。
高校生拳士による演武披露を動画でもどうぞ
訪中団代表演武に、清瀬高校少林寺拳法部 今井里歩・青木 睦も演武披露を行いました。(今井は、単独、組演武披露)
www.youtube.com
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8月27日(月) 登封
嵩山少林寺「禅宗少林音楽大典」鑑賞
私はこれほど壮大な、ショーを観たことがありません
嵩山の山をすべて使って、自然を舞台にした、高度な武術披露と、圧倒的な音響の音楽大典でした
8月28日(火)登封から北京へ
朝食のあと、嵩山少林寺を見学に
詳細は申し上げられませんが、すべてにおいて特別待遇でした。
移動のバスも、護衛付きでした
昼食を済ませて、また高速鉄道に乗って、北京へ戻ります
8月29日(水)北京大学にて「千人交流会」
まずは記念写真
午前中はリハーサルと学内のキャンパスツアーです!!
交流の挨拶と、記念品の交換
日本のスケールでは考えられません・・大学敷地内に幾つもの、池や文化的な建物がたくさんあります。
案内は北京大学のボランティアガイドです。
まずは、大学構内の博物館から
つぎに中国の歴史館?
歩くだけで一時間以上は歩いたと思います・・広い!!
昼のバイキングで英気を養います
いよいよ午後は「千人交流会」です
最後の調整に入ります
出演するステージをきれいに掃除します
千人交流会のスタートが少林寺拳法の大学生高校生による演武披露です。
中国からもいろいろな伝統文化が紹介されました
今年は、日中友好条約締結40周年にあたるため、日本からは林 文部科学大臣、中国側からも永 程華中国大使ほか、要人が出席され、中国 李 克強首相と、安部首相の声明文が交わされました。
初めて、同時通訳機をつけました!!
両国首脳陣との記念写真には、少林寺拳法大学生代表 星野、幾川、高校生代表 松田、今井も参列しました。
夜は中国大使館が催してくれた歓迎会に参加しました
出迎えは両サイドの大学生の歓迎を受け、生演奏の歓迎の音楽で迎えられました
いよいよ歓迎交流会のスタートです。
日本側の代表挨拶で、全日本少林寺拳法学生連盟 星野委員長も堂々と挨拶を行いました。
宴の最後は、サプライズで、少林寺拳法役員による「阿波踊り」で会場に乱入し、会場の盛り上がりは最高潮へ
編集者も総裁命令で(笑)法被に着替えて踊りを先導しました
8月30日(日) 万里の長城 現地最先端技術見学
千人交流会の重責も無事に果たし、ホッと一息ついて観光の一日。
午前中は、世界遺産「万里の長城」に登りました!!
昼食を食べた後、中国のシリコンバレーと言われている 先端技術の企業が立ち並ぶ街を見学しました
高校連盟の先生方と
8月31日(金)帰国 北京から羽田へ
いよいよ帰国の日、定刻通りに出発したJAL020便に搭乗、
みんな、疲れがでたのか眠っていると、機長よりアナウンスが、「少林寺拳法訪中団の方々とご一緒できて光栄です。私は少林寺拳法の拳士です!!」とのこと。最後まで、いい意味で驚くことばかりです。しかも帰国出口をでると、なんと、機長と、副機長が待っていてくれました。
その機長であり、拳士のかたは、私も普段レフリーで一緒に稽古をしているかたで、機長の帽子を渡してくれて、記念写真を撮りました。
中央で機長の帽子を被らせてもらっています!!
編集後記
本当に濃密な8日間でありました。
私は、2016年の高校訪中団と2回目の訪中でありましたが、自分の人生観も変わるのでは?と思うほどの感動の連続でありました。
中国の文化に触れ、あらためて、日本のよさや、逆に日本で失ってきたものがわかったような気がします。少林寺拳法 宗由貴総裁が、「自分の目で見て、肌で感じて、心の交流を!!」と言われた意味がよくわかる8日間でした。若い、大学生、高校生拳士はこの8日間で多くのことを感じ、自分の生きるためのエネルギーとしてくれたことは間違いありません。その彼らが、これからの若い世代の中国の文化理解、国際交流の懸け橋になってくれると確信できる旅でもありました。
今回の訪中団で、引率の統括と、少林寺拳法の演武披露プロデューサーとしての役割もあり、当初、高校と大学のミックスの訪中団は意思統一とれずに厳しいのでは・・と、不安を抱えながらの企画、準備をしていました。しかし、前日の大学生幹部を集めた事前学習会において、引率統括としての思いと不安な部分の話をしたところ、大学生幹部は、すべてのことを理解してくれ、大学生同士だけでの意見交換では、大学生のリーダーシップについて積極的に話がなされ、引率の立場での決意表明が聞くことができました。
そして、訪中団がスタートすると、各班の班長が絶大なリーダーシップを発揮してくれて、それにほかの大学生、高校生がしっかりと納得してついていく!形が日を追うごとに形成されていきました。訪中団、後半になると、団全体のチームワークもとれて、79人が一つのチームと成熟していきました。
最後に少林寺拳法総裁より、「大学、高校のミックスで相乗効果で一番の訪中団でした」との言葉が示す通り、すべてにおいて素晴らしい、訪中団でありました。
私自身、今回の訪中団に関われて本当にしあわせです。
最後に、企画、運営をしていただいた中日友好協会の方々、中国大使館、北京、河南省、鄭州の方々、そしてなによりもこの訪中団に参加してくれた、大学、高校拳士たち、訪中団に関わったすべての人々に感謝をしたいと思います。
本当にありがとうございました。謝謝。
追伸
この千人交流会の様子が日本テレビで全国ニュースで、取り上げられましたので 、ご覧下さい↓
http://www.news24.jp/sp/articles/2018/08/30/10402695.html