２０２１ 東京都総合体育大会少林寺拳法大会！
高校生拳士のために・・制限下の中で開催！！
令和３年５月２日（日）東京武道館 大道場 １０：００～
編集者より
５月３日現在・・東京都は非常事態宣言が発令され、不要不急の外出が禁じられている状況です。コロナ感染拡大により、昨年はこの東京都インターハイ予選は中止、そして本大会である北関東インターハイも史上初の中止に追い込まれました。
少しずつではありますが、コロナ禍での社会生活の在り方、学校活動の在り方が「ウィズコロナ」としてわかってきました。しかし、コロナ感染拡大の第四波は変異型ウイルス感染感染拡大に伴い、再び高校生から部活動、大会、試合を奪おうとしています。
そんな状況下で、何とか高校生部活動の灯を消さないように、今回も多くの関係者が奔走しました。ことごとくスポーツ施設が閉館を余儀なくされる中で、少林寺拳法大会で予定されていた東京武道館も例外ではありませんでした。しかし、二年連続で大会を中止にしてはならないと、東京都高体連をはじめ、東京武道館の関係者の方々、そして、東京都高体連少林寺拳法専門部の実行委員会の先生方のご尽力があり、特別に、使用する施設、エリア、導線を限定し、徹底した感染対策を講じて大会実施に漕ぎつけました。
本当に多くの方々の「高校生のために・・」という熱い思いが集結し実現しました！！
５月２日（日） ７時３０分 大会会場設営
実行委員会・審判会議
密を避けるために、一人一テーブルで委員会スタートです。
編集者の福家は今回の大会で審判長を務めました。審判会議で審査基準の確認を行います。
今回の大会は競技を最優先事項し、ほかのものは出来うる限り、割愛しました。
開閉会式はカット、競技が終わった選手は退館し帰宅してもよいこととし、成績発表は館内放送、および後日顧問を通して発表の形をとりました。
各学校、座る場所を指定し、それ以外の席への移動禁止、座った場所を顧問が写真で記録し後日感染があった場合に、その選手の行動履歴がわかるように徹底しました。
今回は行動範囲を最小限にするために、第二武道場のウオーミングアップはやめて、大武道場の一角に練習会場を設けました。
いよいよ予選のスタートです。
※今回の大会は、競技も特別ルールを適用しました。従来有声の気合を発して、競技が行うところを、有声の気合を禁止し、マスク着用で競技を行いました。
午前中の予選が終わり、昼食・・いつもならお互いに語り合いながら、成果を確認したり、午後の本選に向けて盛り上がるところですが・・前を向き、「黙食」の徹底です。
いよいよ本選です！！
ラウンドが終わるごとに消毒作業に入ります。
今回は、審判の先生方にもお手伝いいただきました。
決勝３ラウンドは男女団体です。
審判長として順位の確認に立ち合います。
すべてが終わり・・
館内に成績が発表されます！！
大きな歓声を上げることができず、静かな成績発表です・・しかし、心の中の、ため息や、歓声が、わたしには聞こえたような気がします・・。
女子自由組演武 優勝、男子自由単独演武優勝、女子団体２位、男子団体３位、そして女子総合優勝！！・・多くの部員が上位入賞を果たし、関東大会１３名出場決定！！インターハイ３名出場！！です。
動画でもご覧ください 女子組演武優勝 松本・太田組 ☟
男子自由単独 優勝 門倉 ☟
女子団体 準優勝 ☟
詳しい大会成績は東京都高体連少林寺拳法専門部のHPをご覧ください！！ ☟
編集後記
大会終了後２週間の経過観察は必要ですが、無事に東京都のインターハイ予選が終了いたしました。３月の全国選抜大会もそうでしたが、（詳しくは「第２４回全国高等学校少林寺拳法選抜大会・・大きな一歩！！ - 福家Blog～高校生・大学生拳士のために～ (hatenablog.com)」をご覧ください！）大きな意味を持つ大会でありました。
コロナ感染拡大により、東京都には非常事態宣言が発令され、まずは命を守る行動を！が最優先事項となりました。このような状況下で、当然でありますが、教育活動、学校生活も大きく制限され、部活動は優先事項の下位に位置することになりました。しかし、高校生にとって部活動の存在はまさに青春時代の中心に位置しており、その部活動の成果の発表の場である大会、試合は彼らにとって最も重要な目標の一つであります。
当然、今回の大会の中止も選択肢にあがりましたが、２年連続大会中止は何としても・・という思いは生徒だけでなく、それを見守ってきた顧問、指導者、それを統括する高体連にも強く在りました。
ギリギリまでの交渉、状況判断を行い、今回の実施に繋がりました。
選手はもちろん、大会役員、審判も２週間前からの健康チェックを行い、大会当日は一定以上の発熱は入館させず、同一校のメンバーも濃厚接触者としてみなし、入館させないという厳しいガイドラインを設定して臨みました。
幸いにも発熱による入館拒否は該当者がなく、入館、出場が叶いました。
冒頭にもいいましたが、まだ大会終了ではなく、ここから２週間の経過観察が必要となりますが、全国高校連盟理事長としてお礼を言わせてください。
選手をはじめ、大会に関わったすべての方々に感謝申し上げます！！
ありがとうございました！
