コロナ禍でも前を向いて!!
マスク着用でも、内なる気合を!!
令和3年6月12日(土)・13日(日)
於 栃木県大田原市 県北体育館
編集者より
現在も緊急事態宣言下にある(6月17日現在)東京都では、東京オリンピックの開催を疑問視する声も上がっている状況です。その中で、高校部活動は大きく制限を受けている状況です。都立校では原則部活禁止、公式戦(その中でも上位大会会に繋がる大会)がある部活については制限付きで活動を認められている状況です。
都県によって制限の強さの違いはありますが、平常の部活動とはかけ離れた活動を選手たちは余儀なくされています。
しかし、徐々にではありますが、部活動の本来の姿に近づきつつあります。・・・本当に一歩ずつではありますが。
今回の大会も考えうる感染対策をすべて講じて行われました。無観客で、選手、引率者、役員、審判の健康観察、入館時の検温、ラウンドごとの消毒作業など、最近では、大会の日常風景にもなりつつあります。
そして、通常の関東大会では土曜日に各種目の予選がおこなわれ、日曜日に決勝競技が行われます。しかし、今回はなるべく人流を避ける意味で、すべて一発決勝方式で実施されました。土曜日は単独演武の決勝、日曜日は組演武、団体演武の決勝と分割し、単独のみの出場校は、日帰りの大会参加となりました。
※掲載の写真・動画は関東大会実行委員会に許諾を得た全景写真および、個人に掲載の許諾を得たものを使用しています。
練習会場においてもマスク着用、気合無しで実施されました。
私は、審判統括として審判長とともに、すべての競技、審査をひな壇で見守らせていただきました。
12日(土)単独演武決勝
指導している清瀬高校はすべての種目に出場しているので、宿泊を伴う遠征となりました。
ホテルは夕食を提供できない宿だったので、近くの中華料理屋の個室を予約し、ほかの方たちとの接触を避けての夕食です!・・このときばかりはホッと一息。
13日(日)組演武・団体決勝
すべてが終わり・・開放感!
女子組演武優勝!!
男子単独4位入賞!!女子団体4位入賞!!
女子総合3位!!
女子組演武優勝 松本・太田組の演武をご覧ください☟
男子単独 4位入賞 門倉 ☟
女子団体4位入賞☝
大会成績の詳細は☟
編集後記
今回の大会も多くの方々の前向きな気持ちが集結して実現しました。
選手たちもマスク着用の練習や大会、そして行動制限、健康チェックなど、いままででは考えられない状況に順応し、いまできることに専念する気持ちのタフネスさを獲得してきてるように思います。
前述したように、一発決勝、そして、マスク着用、気合無しなど、強い体力と、精神力が試される状況の中で、各学校の選手たちは逞しく成長しているように感じました。
多くの高校三年生は、この大会で引退となります。清瀬高校少林寺拳法部においても6名中3名は引退となりました。個人、団体とも全力を出し切った達成感で部活動を締めくくってくれたので、顧問としても充足感を感じることができる大会となりました。
3名は夏のインターハイに向けて再スタートを切ることになります。代表としての責任を果たし、自分自身の部活動の締めくくりとして全力を尽くしてもらいたいと思います。
これからも高校生、大学生の前向きな活動を紹介していければと考えています。
お楽しみに!!