福家Blog~高校生・大学生拳士のために~

つぎの世代の拳士のために全力を尽くしたい

夏季強化練習・・学生王者の日体大との合同稽古!!

清瀬高校、新人大会に向けて強化練習(通い合宿)!!

学生王者日体大との合同稽古!!

(学生王者の模範演武の動画があります・・最後までご覧ください!!)

編集者より

インターハイの直後に連盟本部合宿が予定されていましたが、コロナ感染拡大もあり、中止となりました。

この暑い厳しい夏にこそしっかりと基本稽古を積み上げることが、秋の新人大会で「花開く」ためには必要だと部員たちに言っててきました。コロナ禍で今の三年生は合宿の経験がなかったので、インターハイ(高知)から直接乗り込む連盟本部合宿(香川)は、生徒も顧問の私も楽しみにしておりました。しかしこの感染状況を見ると結果的には正解だったように思います。

 

私も指導に行っている日体大が、例年よりも早く、合宿に向けて始動することを聞き、合宿の代替としての今回の合同強化練習会を企画しました。

 

部員たちにとっては本当に貴重な、有意義な4日間となりました。

部員が到着する30分も前から、大学一年生の「立ち当番」が出迎えてくれます!!

部室に行って強化練習会の打ち合わせをします。

部室には先日行われた関東学生大会の大学総合1位の賞状などが飾られています。

主将の大西千匡曰く全日本学生でも大学総合一位を獲りますとの自信のある言葉が返ってきました!!・・我が後輩ながら頼もしい!!

 

今回は昼食を挟んで、午前午後の練習を4日間行います。

練習会冒頭に高校生が目指すもの、学生がこの4日間での目標を確認しました。

ウォーミングアップからいよいよスタートです。

日体大生の身体能力の高さに最初から圧倒されます・・。

 

全体基本は私が担当します。

 

 

移動稽古からは日体大の学生に任せます。

途中でついて行けない高校生にはすかさず4年生がフォローで入ります。

本当によく面倒を見てくれました!!ありがとう!!

 

マンツーマンで的確にアドバイスをもらって練習します。

途中で噴霧器による消毒作業も入ります。

日体大コーチの2人も高校生を温かく見守ってくれました!!

 

昼食を挟み・・午後の高校生指導にあたってくれる指導員の学生には昼食の差し入れです!!

(遠慮なく・・いっぱい食べてくれました^^;)

 

 

午後は大きな会場から「少林寺拳法専有道場」での練習になります。

(私が現役の時はトレーニングセンターの屋上でやっていました・・(^_^;))

午後の練習は、4日間のゴールを提示し、あとは学生の指導員にメニューを立てさせ、全て任せました。我が後輩ながらその指導計画、指導技術は「天晴れ」です!!

各グループに分かれて、それぞれのレベルに合わせた内容で展開されます。

 

練習に入る前に必ず学生が達成目標である技術の師範を行います。

最有日の4日目の午後は高校生の演武組成のまとめとして三構成の演武発表を行いました。

日体大主将の大西より高校生の演舞について講評とアドバイス!!

強化練習会のラストに大学生のトップレベルの演武を見せてもらいました。

見取り稽古について私の方から確認して通い合宿ラストのメニューです

学生の模範演武は2組やってもらいました。

まずは 2022オール東京都大会 大学生男子の部 優勝

谷・前田組👇 動画youtubeでどうぞ!!

youtu.be

続いて 2022関東学生大会 男子三段以上の部 優勝

大西 合田組 👇 どうぞ!!

youtu.be

まばたきを忘れて高校生は見取り稽古です!!

すべての日程が終わり集合写真!!

編集後記

本当に有意義な4日間でありました。

普段指導にあたっている日体大の学生たちは、もちろん、学生王者でありますから、個人の技術が高いのはわかっていました。しかし、高校生との合同稽古の中で、改めて我が後輩が学生王者たる理由を確認できました。その中でも一番感心したのは、学生自身が高校生に向けて「基本が一番大事だよ」とみんなが口にしたことです。その言葉通り、学生主座の練習内容も、基本に忠実にしっかりと身体に刷り込むように稽古していました
大学生の大事な時期に邪魔をしない程度のレベルで高校生も参加できたかなとは思いますが、学生の大切な時間を割いてもらっての4日間でありました。その分、私の方で何か学生の役に立つ稽古ができるように考えて基本稽古を組み立てましたが、強化練習会が終了した今、思うことは「与える」のではなく「与えてもらった」と言うことです。

日頃指導者として生徒や、受講者に対して「基本を大切に」と繰り返し言ってきましたが、その大切さが学生王者の学生たちの稽古や、高校生への指導を見ていて改めて学ばせてもらいました。
この高い意識と技術を持って、学生大会、オールジャパンにに臨んでもらえば、日体大はより高みに到達できることを確信いたしました。

高校生もこの貴重な経験を生かし、11月の新人大会に向けて邁進していきます!!