制限の中でも、みんなで出来ることが・・ホント嬉しい!!
チーム東京の合同稽古&清瀬高校稽古納め!!
武道系部活動( 少林寺拳法)合同稽古
12月27日(月)
9:00〜12:00 指導者講習会(全国高体連伝達講習会)
13:00〜16:00 東京都高体連合同稽古
編集者より
例年夏と冬に行っている東京都高体連合同稽古。コロナ禍で、他校と一緒に稽古を行うことが制限され、その経験のない部員が多くいました。夏の合宿も経験がなく、まさに拳士同士の繋がりの実感できないまま2年が過ぎようとしていました。
この夏に時間と人数制限、行動制限をかけながら、夏の合同稽古を実施することができました。そして、この年末にも指導者講習会と合同稽古が、多くのかたのご尽力により、実施することができました。
まだまだ人数制限や、昼食を取ってはいけない、などの制限はありますが、他校の拳士たちと一緒に稽古ができる喜びに溢れている講習会となりました。
午前中は指導者講習会です。まずはその様子から!!
前々回の記事の中でもご紹介しましたが、この夏の高知インターハイから予選競技Ⅱの競技内容を変更します。全国高体連専門部として、この夏から全国の指導者、指導員に向けて講習会を実施してきました。そして、その内容を各都道府県やブロックにおいて伝達講習会を実施していただいています。
東京都地区においてもその伝達講習会を実施するために、この合同稽古の午前中を指導者講習会とさせていただき、全国での主催者である編集者(福家)が、東京でも講師として講習会を実施いたしました。
アップの後に運用法を意識しての基本稽古を行います。
基本の後に、運用法の指導法へと移っていきます!
ボディープロテクターを着用し、少しずつ予選競技Ⅱの種目へと繋げていきます!
今回の指導者講習会のモデルとして都市大付属高校と国立高校の10名が補助生徒として参加してくれました。ありがとう!!
予選競技Ⅱの審査の評価観点も東京都の指導者の先生方と確認していきます。
短い昼休みをはさみ・・午後の合同稽古会が始まります!!
この指導も主任講師の福家が担当いたしました!
アップの後、基本と、形の確認をしていきます!!
続いて単独演武、組演武、団体演武の代表の選手の演武をみんなで確認し、顧問の先生方、そして、生徒自身が演武の評価観点を確認して今後の演武組成に役立てていきます。
その審査と解説を本部審判委員でもある福家が担当させていただきました。
演武の評価観点を確認した後は、資格別に分かれ、他校の選手と組んで演武組成を行います。
各顧問の先生方が指導をして、アドバイスをします。「チーム東京」の良いところは、学校にこだわらずに、みんなで上手くなろうと協力し合うところです!!
あっという間の3時間でした!!
この合同稽古を企画していただき、なるべく多くの生徒が参加できるように奔走していただいた東京武道館の谷口さんからご挨拶をいただきました!!高校拳士のために本当にありがとうございました!!
合同稽古の納めは、東京都専門部恒例の「108本突き」で締めます!!
各学校の代表生徒が前に出て号令をかけます!!
12月29日(水)
一年を締め括る 基本稽古
基本稽古の後に今年最後の鎮魂行・・
道場に感謝をして大掃除をします!!
稽古納めの締めくくりは 顧問特製の「豚汁」で身体を温めます!!
編集後記
生徒も先生方も、指導員も、苦しい1年でありました。
しかし、前代未聞の試練の中で気づいたことも多くありました。
普段、何気なく過ごしていた日常が、とても幸せでありがたいことであることを、みんなが感じられることができた一年でもあったように思います。
この時代に高校生活を過ごす彼らたちは気の毒な部分がたくさんありました。学校行事はことごとく中止、あるいは大きく制限を受けました。クラスメイトのマスクに隠された表情を見たことがない生徒も多くいます。ほんとうに異常な状況です。
そのような中でかけがえのない青春時代を無為に過ごさないように、高校生たちは努力をしています。大人や教員から言われたことをしっかりと守りつつ、今、何をできるのか?何をすべきか?真摯に向き合っています!!ほんとうによくやっていると思います。
今年は多くの方々の熱意や温かい心に救われ、助けられました。高校連盟を代表して衷心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。
これからも少しずつ、一歩ずつ、やれることを一生懸命やっていきます!!
皆さま良いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いします