福家Blog~高校生・大学生拳士のために~

つぎの世代の拳士のために全力を尽くしたい

2023 東京都高体連専門部 合同稽古!! 稽古納め!!

チーム東京!!2023の一年を締めくくる!

合同稽古!溌溂とした気合が東京武道館大道場に響き渡りました!!

令和5年12月27日(水) 東京武道館 大道場  10時~16時 

 

編集者より

ことしの5月に新型コロナ感染症も5類に引き下げられ、社会生活も、学校生活も、そして部活動も長く続いた制限が解除されました。平時の時に実施されていた東京都高体連専門部の合同稽古も夏と、冬、2回制限なく実施されました。

コロナの影響は大きく、各加盟校では部員減少の波は止まらず、11月に開催された新人大会もコロナ前と比較すると参加生徒が100名の減少で実施されました。

しかし、人数は少なくなっても少林寺拳法に青春を掛ける、高校拳士たちの情熱は色あせてはいません。制限下では、マスク着用、掛け声も出さず、もちらん気合の制限、練習相手の制限などがありましたが、ことしはすべての制限から外され、武道の聖地、東京武道館の大道場に溌溂とした拳士たちの気合が響き渡りました!!

「チーム東京」の合同稽古を紹介します!!

 

今回も主任講師の大役を仰せつかりました福家が、全体指導をさせていただきました。

まず、午前中は、全国の拳士たちに定着したダイナミック・フレキシビリティ(動的柔軟性)で身体をほぐし、気持ちを高めていきます。

続いて「動き」から「形」へ。

運用法的な動きから基本法形への確認へ移行していきます。

午前中の最後は、午後に行われる「演武組成」(違う学校の人と組み、4構成の演武を作って発表します)の白・緑帯の部の技を説明します。

ちなみに、白・緑帯の部の規定技は、突天一、下受順蹴、小手抜、外押受突です。

午後の最初は、茶帯・黒帯の演武組成の使用技の解説です。
規定技は 蹴天三・燕返・逆転身蹴・小手投です。

 

 

全体指導のあとは、技修練(黒帯)・技修練(茶帯)・技修練(白・緑帯)と演武組成の希望に分かれて志向別の修練になります。

演武組成は 白・緑帯の部と 茶帯・黒帯の部に分けて、違う学校同士組んで、4構成の演武を作りあげていきます。

これは、「チーム東京」ならではだと思います。同じチーム同士で学校の枠を越えて、教えあいます。

白・緑帯を砂川の前田先生、茶帯・黒帯を福家が担当しました。

午後の実技の最後は、演武組成班の代表の組が全体で発表します!!

演武の評価・観点、演武組成について、本部審判委員会でもある福家が講評させていただきました。

 

 

これも少林寺拳法ならではだと思います。

法話です。少林寺拳法の「教え」を日常生活でどう生かしていくか!全国専門部副部長、東京都専門部相談役の大矢先生より法話です。

みんな真剣に聞いています。

 

弁論の部で全国選抜出場を決めた早稲田実業の選手の紹介!!

 

これも毎年の恒例となっています。

稽古納めの「108本突」。煩悩を吹き飛ばします!!

各校の代表が前に立ち、号令を掛けて108本の振子突を行います。

最後に指導をした先生方と対面礼をしてすべての稽古が終了です!!

 

清瀬高校 稽古納め 12月28日(木)

例年より一日早く清瀬高校も稽古を納めました。

稽古のあと、大掃除をして、顧問特製の「豚汁」で納めます。

編集後記

激動の一年でした。

長い4年間の制限が明けて、日常をとりもどす1年間でした。

5月に明けたからといって、すぐにすべてが戻るわけではありません。大人が考えるより、こども達が受けた影響は大きく、一人ひとり、それぞれがいろいろな思いを抱えながら、もがきながら頑張ってきた一年でもあります。

現場で必死に少林寺拳法を修練している拳士たちを見ていると、しっかりとその道筋を示していくことが、少林寺拳法の指導者の役割であることを感じます。

「チーム東京」切磋琢磨しながら、これからも東京全体で向上していければ!と、身体の節々がいつも痛い(笑)私ですが、頑張ろう!と思います。

 

少林寺拳法を頑張っている拳士、指導者、すべての皆様、ことしもたいへんお世話になりました。来年もよろしくお願いします。

よいお年をお迎えください。